☆
空手家だけど発勁打ちたい☆ -まとめ- たぶん
スレッド上での『発勁』とは。
・打たれると吹っ飛ぶ
・打たれると微動にせず、その場に崩れ去る。
などといわれる「打撃」の事と定義されているような気がする。
ここで問題になり、検証しなければいけない問題は二つ。
『A)本当に存在するのか?』と、『B)それって実践的観点から役に立つの?』の二つである。
まずAについて、現在三つの解釈に分かれている。
@力を効率よく発せば、それは発勁。高等運動の結果であり、スポーツでは普及的な物。
A発勁など存在せず嘘。
B特殊な体の使い方を行って特殊な破壊力を得る方法がある。
Bの前提で話をすすめるロマンチックなスタイルがスレッドの姿勢であってほしいところ。(個人的には)
証言者の言も、
空手うさぎ(リチャード)さん
食らったことがある。
追い求めている。
とか、
柳川昌弘先生もできるらしい。
ただし自己流で弟子に伝えられない。
宇城先生もできるらしい。
当破と言うらしいが自己流で弟子に伝えられない。
等と、ロマンチックな逸話に彩られたレインボーロードである。
そんなのただのパンチやん!という意見は、筋は通っているが実も蓋も無いので荒様に無視される。
当然である。だってロマンないじゃん。
Bについては実験検証以外で結果を論じることは無意味と思われる。
ゆえに、「オフしましょ」という結果になった。
「本物/偽物問わず発勁寄り合いオフ」 |
けっして
私(小手返し)が衝撃を体内に置いたり、反発させたりする打撃を折角習ったのに表に出せないし、打ちたいけど、スポセンだと怒られるから打てないのでストレスがたまってるとか、だんだん種別がごっちゃになってきたし、さりげなく使ってるから最近形が崩れてるんじゃないかと心配だとか、なんか、ぜんぜん人間に打ち込んでないから、下手になってたらやだし、タマには人間に打ち込んでおかないと行けないとか、そういう事ではまったくありません。
あ、そうだ。パッキーン論も載せておかないとね。
話題的に。
-波動こそが勁力ですよ- ( 金属音パッキーン氏 )
【狭義の発勁論】
勁とは中国武術の打撃法に適したパワーであり、筋腱複合体に眠りこけている第二のパワーである、
勁が覚醒すれば突き蹴りを出した際
「パキッーーーーーン」と体内音(高音)が鳴るものだ、
この体内音は聴診器や音波探知機などで
科学的に証明できるものであり、オカルトでも迷信でもファンタジーでもない
これこそが勁に覚醒した者の証である
勁の三大特徴は電撃のように早い、やたらと浸透する、なにより体内音が鳴る、です
楊式太極拳の陳炎林の力と勁の違いの説明は正しいが、一つ加える必要がある
・力は無音、勁は有音
この事実が広く知られればインチキなインスタント発勁やムキムキのK1選手も発勁ができる
などのデタラメな認識は消えてなくなるだろう
個人的に残念なのは科学者が一向に発勁を検証しないことですね
威力の実験なら一度吉副教授が取り組んだようですけど、
勁を放つ際、体内で何が起こっているのか?この研究が行われていない
とはいえ最近読んだ石井さん(広背筋は打撃筋は迷信説を流している筋肉学の権威)の本には
発勁の説明に役に立つ情報が入ってましたよ
・最速の運動を可能にするのは虫(蚊)の飛翔筋でそれは遅筋に近い、と
これは太極拳家がユックリ運動で遅筋を鍛えるのにいざ本気で動いたとき
空手家やボクサーを超える超高速動作が可能である理由の一つですね
虫(蚊)が1秒間で2000回も超高速で羽を動かすのは筋の共振現象で高周波で飛ぶ
その機能は人間の筋の機能にも備わっていると
人間で説明すれば背筋測定器をじんわり引っ張るとブーーンと背筋が振動し始め羽が羽ばたく
そのような機能が飛翔筋にはあり、人間でもスポーツ選手の一流どころは筋共振を使っているのではないかと
正にこれを瞬間的に行い、筋共鳴(筋共振)現象で波動を生じさせる
・・・・・なんか凄そうですね。
では参考までに中国拳法定義はどのような物かを載せておきましょうWikipedia出展だから、間違ってれば専門家が書き直してるはず。
■Wikipedia資料より引用(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E7%99%BA%E5%8B%81)
発勁(はっけい)
-概要-
発勁(はっけい)とは、中国武術における力の発し方の技術のこと。元々中国語には発勁という熟語はないが、発と勁で「激しく力を発する。」という意味ともとれる。楊式太極拳の第三代伝人の楊澄甫の弟子である鄭曼青によれば「左莱蓬老師曰く『力は骨より発し、勁は筋より発する』」と主張している。この論は形意拳大師の郭雲深の『三歩功夫』にも重なる論である。
専門的に中国武術を修したことが無い者は『勁』は気の力、気で発すると主張する。この武術(中国の武術以外にも気は存在する)における「気」とは、体の「伸筋の力」、「張る力」、「重心移動の力」としている。勁を鍛えるため、様々な鍛錬(中国武術では練功という)を行う。また、「力む」と屈筋に力が入ってしまい、「張る力」を阻害するため逆効果であるともされる。
-解説-
発勁とは発生させた勁(運動量)を対象に作用させる事である。細かく言えば特定の方法(門派により異なる)にて発生させた勁を接触面まで導き、対象に作用させる事である。一般の武術に関する書籍に紹介されている発勁(とされているの)は体重の移動に拠る「突き飛ばし」であるが、これらは発勁の構成要素の一部であり発勁そのものではない。というのも運勁(発生させた勁を接触面まで導く工程)が欠けているからである。実際の発勁は大きく分けて「勁(運動量)を発生させ、接触面まで導き、作用させる」の三つの工程が同時に進行する。
発勁には勁という日本人には見慣れない用語が用いられている為に様々な誤解が生じていたが、勁は運動量のことである。「勁を発生させ、接触面まで導き、作用させる」を「運動量を発生させ、接触面まで導き、作用させる」と書き換える。するとキャッチボールなどの投擲運動との共通点がある。投擲運動は足や体幹部を用いて運動量を発生させ、肩、肘、手を経てボールに作用させるものであるが、中国武術では接触面まで導く事を運勁、その所作を勁道と呼ぶ(勁道という概念には勁を通す運動と、通過する経路の両方を含む)が、これを野球のオーバースローならば広背筋群→三角筋後部→上腕三頭筋→肘から指先までの筋群が連続して運動する。中国武術でも発生させた運動量(勁)を減少を少なく、確実に伝達させるため経路を鍛える。これを「勁道を開く」と表現する。勁道を開けなければ発勁出来ないのは勿論のこと、正確な運勁も出来ない。
-特徴-
勁と力の違いを明らかにするならば、先ず勁の定義と力の定義を明確にした上でなければならないが、各門派により勁の定義と力の定義は大分異なる。これらを考慮していくと煩雑になるので、およそ共通する『勁』の特徴を挙げていく。
勁の速度と外面上の拳脚の速度は一致しない。
勁の大きさと外面上の動作の大きさは一致しない。
勁の大きさと発する際の主観的な力感の大きさは一致しない。
勁を発する際、勁が体内を通過する感覚がある。
通過する時に知覚する速度と実際の勁の通過速度は一致しない。
勁を蓄えることは弓を引くかの如し。勁を発することは矢を放つかの如し。
また練習者に共通する主観として
力は出て行かないが、勁は出て行く
力みがあるとそこで勁が止まる
損失無く発し切れた場合は何ら力感や手応えを感じない
というものがある。
-勁の分類-
翻浪勁(ほんろうけい、或いは翻滾勁)
丹田の竪回転により生じた勁が脊椎を波浪の如く伝わるもの。形意拳の『鷹捉』『劈拳』等、起鑽落翻の手法による把式などに用いられる。
螺旋勁(らせんけい、或いは擰弾勁)
丹田の横回転により生じた擰勁が四肢末端へ伝わるもの。八卦掌の『白蛇吐信』などに用いられる。
纏絲勁(てんしけい)
陳式太極拳等で用いられる。
抽絲勁(ちゅうしけい)
楊式太極拳等で用いられる。
轆轤勁(ろくろけい)
劈掛拳等で用いられる。
沈墜勁(ちんついけい)
心意六合拳等で用いられる。
十字勁(じゅうじけい)
八極拳等で用いられる。
掤勁(ほうけい)
太極拳で常に働いているもの。整勁と関連が深い。四正の掤ではない。
整勁(せいけい、或いは動力定型)
内外六合等の要求を満たした把式に発生するもので、中国武術の基本である。
『整』には「整える」「整った」の他に「全身の」という意味がある。
内勁(ないけい)
外勁と対になる発勁の分類方法の一つ。翻浪勁、螺旋勁、纏絲勁、抽絲勁他。
寸勁(すんけい)
距離による発勁の分類の一種であり、門派によっては発勁の技法の一つとされ、いずれにしても至近距離から相手に勁を作用させる技術である。身体動作を小さくし、わずかな動作で高い威力を出す技法全般を指す。日本国内で一般に発勁といった場合、この寸勁を意味していることが多い。距離による分類としては、他に分勁、零勁がある。
浸透勁(しんとうけい)
本来、中国武術には浸透勁という用語は存在しない。しかし日本においては様々なメディアで用いられ一般化してきているので、ある程度の定義付けを行える。浸透勁とは、勁を作用させる時に幾つかの処理を行うことで効率良く作用させることが出来る勁、あるいはその方法である。